初恋ノ詩 1


俺は理穂が好きなんだから
そんなこと関係ないし

あいつが理穂のいる方を
見ていたからイラつくんだと

自分を言い聞かせるように
念じた。

そしてもう一度
あいつを見たらまた目があった。

俺は少し睨んでみようかと
思ったけれど
そいつからはおれが転校初日に
友莉から感じたモノと
似たようなモノを瞳から
感じたんだ。
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