ダブルハーツ
ドアの横にある四角いスイッチを押し、電気がつくと、対照の窓へカーテンを締めた。
今、何時ごろだろうか。
机の端にあるウサギの置時計は、針がもう8時を当に過ぎていた。
コンコン。
ドアから柔らかいノック音がした。
ドアノブを握り、ゆっくり下に下げる。
「お腹、空いたでしょ?」
開けると、おにぎりのいい臭いと南瓜の煮つけ、お味噌汁の臭いが立ち込めた。
「なんでアンタが?」
盆を持っていたのは、馬面のアサトだった。