恋心ー番外編ー
高校一年(幼なじみのある夏の日)
「ねぇ、どんな水着なの?」


「ビキニとか~?」


「イヤだー、エッチー。」


「えー、男はみんなエッチだって、なぁ徹。」


あー、うるせー。


俺にふるな。


無視だ、無視。


チクショー、なんで俺こんな所にいなきゃならねぇんだ。


くそー、バスの中で逃げられねぇ。


「榊くんはどんな水着が好きなの?」


上目遣いの女。


ウゼー。


「私今日黒のビキニなの。」

だから何?


黒でも白でもお好きにどうぞ。


「うわ、黒のビキニ。
楽しみー。
早くつかないかな~。」


くそ、こいつら調子いいな。


「海着いたらねー。」



ほんと、早く着いてほしい。


着いたら明日にすぐなんねぇかなー。


早く帰りたい。



「榊くんてしゃべらないよねー。」


「無口だよねー。」


「女の子苦手とか?」


「学校で女の子と話してるの見たことないよねー。」


なんで話したくないのに、話さなきゃならないわけ?


話さないってわかってるなら、話し掛けんなよ。


あー、ウゼー。
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