恋心ー番外編ー

こんな面倒臭い事になってる原因、小学校からの悪友五人組の一人、山崎大輔(ﾔﾏｻﾞｷ ﾀﾞｲｽｹ)を見る。


はしゃいでるな。


他の女と。


なにやってるんだか。


大輔の一目惚れ相手の、鈴木(ｽｽﾞｷ)先輩をさがすと、男の先輩と座ってた。


仲良さそうに話してる。


なるほどな。


大輔はそれをチラチラ見て気にしてんな。


イライラすんのはわかるけど。他の女とはしゃいでどうすんだよ。


この夏合宿で告白するって言ってたけど、これじゃ、どうなることやら。



｢ねぇ榊くん、彼女って違う学校？
校内じゃ女の子といるの見たことないもの。
学校違うとなかなか会えなかったりすれ違いがあるんじゃない？｣


ホントにうざい。


今度大輔に学食おごらせよう。


｢私だったら、いつでも一緒に居られる同じ学校がいいわ。｣


あんたはそうすればいいんじゃねー。


俺関係ないし。


｢そうだよねー。
俺も同じ学校がいいよ。
それでさぁ、………。｣


大輔が話しを持って行った。


俺がいい加減頭きてたから、気がついて大輔が助けてくれたんだろう。


学食おごらせんのはやめてやるか。