性別は、一応女の子です

ため息を吐き佇んでいると、リビングのドアが開く


「……真琴、もう起きたのか?」

「仁君……」


仁君は掛け時計を見ながら声をかけてきた。

「まだ6時前……いつもより早いな、」


「うん、お弁当作ってた。朝ご飯も今から作るから、仁君はゆっくりしていいよ」


お母さんは仕事が忙しく、朝早くから家を出るため、いつも、仁君が朝ご飯作ったりお弁当作ったりで申し訳ない


それは今日早く起きてみんなのお弁当を作って分かった事、毎日は難しいけど交代制ならあたしも一緒に作ろう。っとお弁当の残りに、トーストを焼きながら考える。

………あたしがこうやって手伝っても、優貴兄ちゃんは手伝ったりしないだろうな。
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