ラスト・ラン 〜僕らの光〜
「本当のこというとね、ちょっと三浦君に嫉妬してたのかもしれない」
「嫉妬?」
「どうして三浦君に視えて、私には視えないんだろうって」
「…」
「ねえお願いがあるの」
「何でも聞くよ」
「隼平と、…話せる?」
始業を告げるチャイムが学校中に鳴り響いた。
でももう授業どころではなかった。
背後を見やると、前田は小さく頷いた。
三人は学校を離れ、ジャングルジムのあるいつもの公園に行くことにした。
向かう途中、前田が神妙な面持ちでいった。「三浦」
「お前に一つ頼みがある」