新しい自分

最初の電話

~夜~
PPP~
「だれ?知らない・・・。」
ガチャ
「・・・・?」
『もしもし?』
「あ、皓也君?」
『ん。出んのおせぇよ。』
「ごめん。登録してなかったし、お風呂上がりだったし。」
『・・次はちゃんと出ろ。』
「はぃ。」
『・・発表会お疲れ。』
「ありがとう。前回は部活で指骨折して出れなくてさ、久しぶりだった訳。」
『ふ~ん。大変なんだな。』
「まぁ。一応。」
『俺は、、ピアノとかやってないしさ。わかんねぇけど。。』
「サッカーバカだっけ?」
『あぁ、渡だろ?毎回毎回・・・。』
「良いじゃん。夢中になるのがあって。」
『お前なぁ、バカだぞ?』
「私は、嬉しいけど。」
『・・ばーか。』 
「でも、皓也君に言われるとイラつく。」
『なんだ、それ。』
「皓也君は、、サッカー部決定?」
『おぅ。サッカー以外に興味ねぇし。』
「私って、中途半端なのかなぁ?」
『は?』
「ソフトボールも楽しいし、マネージャーもやってみたい。」
『いいんじゃねぇの?』
「え?」
『前のさ、女子の団体のリーダーみたいな人がマネージャーで入ったんだよ。そしたら、一日でやめやがった。だから、やりたいって思えるだけでもスゲーと思う。』
「そうかなぁ・?」
『おぅ。それに渡だって、俺だっているし、助けてくれる奴はたくさんいるし。』
「そんなこと言われたら、サッカー部行きたくなる・・・。」
『んじゃ、サッカー部来い!!大変だと思うけど、出来る限りのサポートはするし。いい先輩ばっかだし。』
「・・・うん。サッカー部で頑張ってみようかな!!」
『ただし!一日でやめんなよ!!お前はできるやつなんだから。』
「・・そうだね。皓也君がこう言ってるし、頑張ります!」
『おぅ!じゃ、明日待ってるから。おやすみ。』
「うん!おやすみ。」


明日から
頑張ろう。

皓也君の期待を
裏切らないために・・・(寝)

  
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