地味な教師は俺様ホスト?!【完】





「あのな…好きなやつが目の前で泣いていて置いて帰るわけねーだろ?てか、置いてけるわけない」


「なっ?!すっ好きって、私のこと嫌いになったんじゃないんですか?!」


「はぁ?誰がそんなこと言った?」


「えっと・・それは・・・・」




たしかによく考えてみれば私は勝手な被害妄想をしていただけで直接言われたわけじゃない。


な…なんだ…


嫌われたわけじゃなかったのか…




「はぁ…」




ホッとして思わずため息が漏れる。





「とにかく俺がお前を嫌いになるわけないだろ?」


「へっ//」




そんな場合でないことは分かっているけど先生のサラっと言った言葉に顔を真っ赤にする私。


嫌いになるわけないとか、なんでそんなにサラっと言えるんだろ…


私だって先生のこと嫌いになるわけない。




「とりあえず、マンションに戻ってからゆっくり話をしよう」




そう言って私の手を握った先生を拒否することなんてできず


私は無言でうなずきそのままマンションへと帰っていった。




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