-呪歌-
「何よ・・・?
じゃあ、あんたは一瞬たりとも思わなかったワケ?
『呪いは感染する』これがわかった時に、微塵もそういう考えが浮かばなかったワケ!?」
「私は友達に対してそんな事は思いたくもない!」
・・・・・
とは言ったものの、歌う事で感染するという事実を知った時、一瞬浮かばなかったと言えば嘘になる。
陽子の心の中には小さな動揺が生まれた。
「バカじゃないの!?
偽善者!!」
そう吐き捨てた美咲は、元来た方角へ、廊下を走り出した。