ナンパ男との恋1
約束した通り
おやつも食べず
お腹すいた状態をキープしつつ
夕方、美香の家へと向かった。

家に行くと
さすが 美香のお母さん・・・

2人じゃ 明らかに食べきれないほどの料理が机に並んで
美香も少し苦笑いを浮かべていた。

「・・・これ2人で食べるの?」

「えへへ・・・そうみたい・・?」

「一体、美香
お母さんに何て言ったの?」

「ん?春菜が お腹すかせて来るから
満足できる料理お願いねって言ったら・・・
こんな感じ・・ははは・・・」


たしかにお腹はすいてるけど
そんな大食いじゃ・・・・


でも、せっかく作ってくれたのに
残す事なんて
私の性格上できない・・・

「っよし!美香、
張り切って食べよう!」

「う、うん。張り切って食べるの?」

「そう、一気に食べれば
満腹感もごまかせるし
これは、張り切るしかないでしょ?」

「あははははは、たしかに。
春菜らしいね~
その意気なら 食べきれるかも?」



・・・・・・・・・・・・・・





・・・・・く、苦しい。



何とか 2人で食べきったけど
これは・・しんどい。

飲み物すら飲みたくない・・・

ほんと、私ってば
この前から 
限界超えて 食べてばっかだし・・・

どうせなら
大食い女になりたいくらいだ。


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