ナンパ男との恋 1巻
時刻は 夜中の1時前。

・・・そろそろか・・・

「美香、そろそろ
来る時間じゃない?」

「ん?そっか・・1時か。
しばしの休憩してこよっか」

だいたい1時過ぎになると
警察とナンパ車達との
いたちごっこが始まる。

30分くらいは
駅周辺から逃げないと
歩きの子達は
すぐに補導されてしまう。

「さてと・・・
コンビニでも行こっか」

「そうだね。
のどかわいたし・・・」



な~んて
のんきに話しながら
ベンチから立ち上がった時


「やばっ!何で?」


のんきだった私達は
一気に焦った。


いつもは 余裕で逃げれるのに
今夜は 違う。
パトカーだけじゃなく
歩きの警察まで大人数だ。

気づいた時には
既に手遅れで・・・・

警察が2人
懐中電灯で照らしながら
私達の方に歩いてくる。

私達は
ヘビに睨まれたカエル
その言葉がピッタリ。

あぁ・・・
学校に通告されて
私も美香も停学だ。


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