ナンパ男との恋 1巻
買って来た飲み物を
私に手渡すと
少し苦笑いのような表情・・・

「どうしたの・・・?
いとこくんと連絡つかなかったとか・・・・?」

「ん、いや・・・連絡はついたんだけど・・・」

「うん・・・?」

「計画中止を言う前に・・・
その・・・」

「もしかして
もう計画実行してたとか?」

「いや・・・そうじゃなくて
ケンケンから
計画実行できないって告げられた・・・」

「どういうこと?」

「俺達の計画では
さりげなく コンビニとか
とりあえず、先輩を
外に連れ出して・・・
そこで 俺と春菜ちゃんの
仲よさげな姿を目撃っていう設定だったんだけど・・・
その・・・計画を実行する前に
他の人達を ケンケンの家に放置して・・・・
先輩が 女の子と2人で
どっか行っちゃったみたいで・・」

「どっかって・・?」

「分かんないけど・・・」

「意味分かんない。」

「俺も分かんない・・・
とりあえず・・・
先輩の行動が
予測不可能・・・」

「それは、今に始まった事じゃないでしょ・・・」

「そうだけど・・・・
まさか 他の人ほったらかしで
女とドロンなんて
想像できないって・・・」

「同感・・・・
なーんか・・・
落ち込むよね~」

「浮気三昧だから?」

「それもあるけど・・・・
私がいなくても
全然平気なんだなぁ・・・って
感じで・・・」

別れても
ダメージ受けるのは
私だけなんだろうなぁ・・・

と、改めて現実を理解できた・・・
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