ナンパ男との恋 1巻
とんでもない事をしそうな
秀忠くんを
何とか説得すると
渋々だけれど
突っ走ることをやめてくれた。

「何か 腹減らない?」

「は・・・い?」

「飯食い行こっか」

「今から?」

「うん?ファミレスでもさ。
さすがに 1人で行く勇気ないし
好きな物じゃんじゃん食べていいから
付き合ってよ?」

っていうか、夜中の3時に
ジャンジャンは食べれないと思う・・・

私の返事なんて聞く気はないようで
うん、とか いいよ、とか言う前に
車はファミレスに向かって
走り出してるし・・・・


「春菜ちゃん、たったそんだけで
おなかふくれたの?」

「十分 食べたんだけど・・」

「小食なんだね~
だから おチビちゃんなんだよ」

おチビちゃんって・・・・

今の時間に そんなバクバク食べても
縦に伸びずに 横に成長していくだけだと思うんだけど・・・

ファミレスを出て
数分後・・・・

「ちょっと待ってて」

と コンビニに行く
秀忠くん。

戻ってきた その手には

「これは・・・?」

「ん?アイスだけど?」

それは見れば分かるんだけど
今・・・ごはんを食べたばかりのような・・・

そうは思っても
溶けてしまう前に 食べないといけないわけで・・・

夜中に こんなに食べて
大丈夫なんだろうかと
自分の体重を心配してしまう・・・




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