☆年下王子のアイツ★




家に帰ると。



誰の声も聞こえないまま、部屋に上がった。





「はぁ…」




無駄に広い空間でため息をつく。





俺…先輩に悲しい想いをしてほしくないのに…



俺のせいで思い出しちゃったのかな






先輩ごめん。



俺まだガキみたい。


先輩は忘れようとしてるのにね。




みっともないや。



ハハッと狂ったように俺は笑った。





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