甘めな年下くん☆
☆8

試合、終了

次の日







「はーなのっ♪一緒に、いこっ?」







歯磨きをしている所に現れたのは那智。
可愛い笑顔を朝から振りまく。






「いいひょ。あどちょっほでおわうから(いいよ。あとちょっとで終わるから)」

「んっじゃぁ、玄関で待ってるね」







制服をキチンと着こなした那智は
そのまま洗面所から姿を消した。

急がないと...

慌てて、顔を洗い髪をとき玄関に向かった。







「身支度に時間かかっちゃって」

「女子だからねぇ。時間くらいかけないと」






フフッと笑ったかと思うと
那智は先に歩き始めた。








「小さいくせして足は早いんだから」






ブスッと小さく呟くと


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