甘めな年下くん☆

「なぁに?」




あたしは、未奈ちゃんの前に座り話を始めた。



「目をつぶって1番に出てくる人が...好きな人なの?」

「...はぁ???そういう話聞いた事あるけど、何で」




意味が分からないというように未奈ちゃんは、頭をかしげた。




「あのね、那智に言われたからやってみたんだ。そしたら」



ガラリという音が聞こえて戸が開いた。
言いかけてた途中だったのに....




「あ~相神くんっっ♪早いねぇ~おっはよ~」




いきなり、笑顔になった未奈ちゃんはあたしの方からドアの方へと視線を映した。
相神??




「おはよう。早ぇな」




寝むそうに教室に入ってきた相神は、自分の席に座る。
言おうと思ってたのに。
タイミングが本当に悪い奴....





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