インターン・シップⅡ
そう思ったら尚更気が滅入ってしまった。
その様子が窺い知れたのか、千ちゃんは…
「まぁ、とりあえず今は風邪を治すこった。
それから…またゆっくり考えろ。話すったってタイミングがあるしな。
今日みたいにカッカきてる社長さんに話したって、分かるもんも分からなくなりそうだしな」
いたずらっぽく笑いながら、ベットに入った私の布団をかけてくれた。
「今夜は余計なこと考えずにゆっくり休め」
スタンドライトを消して部屋から出て行こうとする千ちゃんに少し照れたけど…お礼を伝えた。
「ありがと、千ちゃん。…おやすみなさい」
「あぁ、おやすみ…」
隠れるように布団に潜った私にいつものように優しい声が届いた。
その声に安心した私は再び眠りに落ちて行った…―――――…。