インターン・シップⅡ

時計をチラッと見た蓮司さんは「良かった…間に合った」と安堵のため息を吐いた。


時刻はもうすぐ3時半。

とりあえず、散らばる書類たちを集めながら4日間の話をしてくれた。


蓮司さんが発注していた品物が届かないと取引先から電話きたのが火曜の朝。


とりあえず発注元に確認してみたら、その品物は海外からの輸入品らしく税関で止まってるらしい。


ちゃんと手続きをして国内に持込み許可が降りれば万事解決なんだけど…。


「でもなかなか下りないんだよね、許可。

とりあえず取引先には事情を説明して許可が下り次第ってことにしてんだけど。


本当は俺が行くべきなんだけど、俺木曜の朝一で撮影入ってて…。

だからハルが代りにすぐ行ってくれたから助かったんだけど…ハルの分までカバーするとなると結構大変で…」

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