インターン・シップⅡ

アイツが来てからの毎日は何かしらの驚きがある。


俺が知る、俺の周りにいる女はもっとうんざりするような奴ばかりだ。


濃い化粧に臭い香水。

流行と言われれば飛び付き、みんな似たような格好ばかり。


黒く大きく縁取った目、テカる唇。


それじゃあ満足にケツも拭けねぇだろ?って言いたくなる長い爪。


そんな女たちにはもう心底うんざりだ。


“社長”の肩書きや、何か下心があって寄ってくる女。


だけど川原サツキは、それらの女達と全然違う。


化粧は薄いし、服は………個性的だし。

頭に団子が乗ってるし、スッピンはヤベーぐらい幼いし。


居酒屋が好きで、酒に強くて。


仕事も要領はいいし、何でもこなす。


まぁじいちゃんの大学行ってるぐらいだ、元々頭がいいんだろう。



< 93 / 481 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop