インターン・シップⅡ
アイツが来てからの毎日は何かしらの驚きがある。
俺が知る、俺の周りにいる女はもっとうんざりするような奴ばかりだ。
濃い化粧に臭い香水。
流行と言われれば飛び付き、みんな似たような格好ばかり。
黒く大きく縁取った目、テカる唇。
それじゃあ満足にケツも拭けねぇだろ?って言いたくなる長い爪。
そんな女たちにはもう心底うんざりだ。
“社長”の肩書きや、何か下心があって寄ってくる女。
だけど川原サツキは、それらの女達と全然違う。
化粧は薄いし、服は………個性的だし。
頭に団子が乗ってるし、スッピンはヤベーぐらい幼いし。
居酒屋が好きで、酒に強くて。
仕事も要領はいいし、何でもこなす。
まぁじいちゃんの大学行ってるぐらいだ、元々頭がいいんだろう。