engage−あの日の約束



わたしはまた背中をさすった。





時間が経つと女の子は泣き止んで顔を上げた。



また顔は見えない。




「やっと会えた…」


女の子が言った。




やっと会えたって…



「誰に?わたしに?」




わたしも喋れるようになっていた。




「あなたもだけど…」



そこでいきなり光が射して女の子の顔が一瞬だけ見えた。




その顔は……





また離れていく。




まだ聞きたいこともあるのに……



いつ会えるかもわからないのに……



そう思ったら、わたしは目が覚めた。








.
< 49 / 137 >

この作品をシェア

pagetop