大切な宝物





§新§


授業が終わって光が素直に楽しかったなんて言ってきた


俺はなんだか照れてぶっきらぼうに返事をした



そしたら自分の席から幼なじみの優が走ってきた


あぁー


アイツきたよ


ってなんだか光と2人っきりじゃなくてちょっと苛々した


優と光は俺の存在に忘れて2人で自己紹介を始めた


かと思ったら急に優が俺に話をふってきた


しかもそれが光のこと惚れてるんじゃないかとかいろいろ聞いてきた


俺は自分でも動揺してるのが分かるぐらい動揺してた


でもこの時楽しい時間がアイツによって壊された


『新ぁー!』


甘ったるい声


かなりうざったい


廊下から俺をアイツが呼んでた


俺はこの時アイツより光といたかった






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