その道のむこうに



「じゃあ…お言葉に甘えます」


頭を下げたら、ポンと頭を撫でられた。
まるで恋人のように。




「お風呂入る?もう沸かしてあるからどうぞ」



「ありがとうございます」




私は逃げるように浴室へ向かった。
まだ怠い身体を温かいお風呂で休める…でも時々寒気がする。
早めにお風呂から上がれば、脱衣所には女物のパジャマがあった。
そういえば、私がさっき着てたのも女物の可愛らしいものだった。
彼女でも居るのかな…?











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