放課後ほけんしつ
「ただいま!」と流が舞い戻ってきた。「あっ、いいとこに帰って来たじゃない!ともちゃんの隣に座りなさい。」と流を座らせた。「あなた達、性的ネットワークって知ってる?どの人も過去に一人ずつつきあってセックスしたとする。あなたの相手も一人と、その人も一人、またその人も一人と…ずっとつながっていくでしょ?その中には、3人、4人、15人、20人と多い人が居たとしたらどう?この中の、一人が性感染症に感染してたら、どうなるの?どこにでも感染源があると考えられない?さらに、セックスの回数が一度や二度だけでなく、多くなれば多くなるほど感染の確立がな高くなるわ。」紙にクモの巣のような、いやもっと複雑な分子の繋がりのように巨大な形に広がって行くのを目の当たりにしたともと流は、「うぅ?えっと……お〜恐ろしいことに…気持ち悪い!知らなかった…」と放心状態に。
「ようやく、わかったようね〜それぞれ命は、一つよ。目先にとらわれて、自分を大事にすることを疎かにしてないかしら?体いいえ、命を大事にしてほしい。」と真剣な眼差しのママとあつし。
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