ヴァンパイアと秘め事を


目に入ったのは、とても大きな肖像画。

ここに住んでた人なのかな?


じっと肖像画を見上げていたけれと、ふと、後ろの方に違和感を覚えて振り返った。



…誰もいないのはわかってる。

だけど、




「誰か…いるの…?」




辺りを見回す。

…誰も、いない。



1度感じた不思議な――誰かに見られているような感覚を拭いさることはできなかった。




「おかしいな…」




だって、今確かに―…


< 6 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop