ラブシチュエーションアイツが弟?
「はいっ? 襲っ、襲っ、お……」

襲うって、なに?

抱きしめる? キス?

え、それ以上!?



ビビり過ぎて、もう声がでない。

抵抗する気力さえも失われ、

ただ唖然としていた……。



力が抜けた私を見て、透はゆっくり腕をゆるめる。



ほっ……、助かった。

でも、心臓はやたらうるさく鳴っていて、顔も熱いまま。



こんな自分、知らないよ……。

なんなの? コイツ。

ホント、ヤダ……。



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