夏の夜に咲いた花
そう言うと、亜美はテーブルに突っ伏した。



「……亜美?」

肩を揺らしてみても、起きる気配がない。


「珍しい……」


亜美がこんな風にして酔うのは本当に珍しい。


明日はもう仕事ないから、かな。



なんとか亜美のベッドまで引きずって、布団をかけてから小さくため息をついた。



……あ。
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