都合のいい私
『アヤ今日バイトの後ひま?』


『…はい。』


きっと今日はリョウに誘われないだろうし予定はない


『今日彼氏と白石と飲むんだけどアヤも行こうよ』


『いいんですか?』


『当たり前じゃん。私の彼氏もアヤ誘えって言ってるんだから』


『わかりました。』


今日みたいな日は誰かといる方がいい


リョウに会えるのかと期待した分


1人になると寂しくなるから


『9時に迎えにくるって』


『わかりました』


アイリさんとそんな話しをした後


会計にきたお客さんの対応を終えた私は


カランとなる入口に目を向け


『い――……』





次の言葉が出なかった
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