ねぇ、満月。



佐和高原には誰もいなかった。


俺は高原に寝っ転がり、
昨日のことを思い出していた。


思い出すと顔が思わず
にやけてしまう。


「都賀くんっ!」


急に俺の目の前に満月が
現れた。



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