私だけの金髪王子様は二重人格
☆やっぱり好き
【夢虹side】


「ごめんねぇ夢虹ちゃん。急に」



「いえ・・・大丈夫です。で、どうしたん
ですか?尾崎さん」



「なんで敬語?タメなんだから」



「ごめん・・・・・・」



もぉ、

なんでこんな空気になっちゃったんだろ。



まぁ、

ほんの数分前なんだけど・・。



私は泣きじゃくっていた。


さっき聞いちゃったことも、
あみかに言った。



「ヒック。・・・ヒック」




「夢虹・・・、相楽様のこと嫌いに
なったの?」


私は、首を横に振る。


嫌い?


なるわけない。

過去は誰にでもあると思う・・・・・、

けど・・・


そんな過去を受けいられてない
自分が嫌。



「そっか・・・なら、
素直になりな?前も憧れをなくしたよね?
相楽様だって、いつ変わるか
分かんないんだよ?」



あのときの王子様は、

好きじゃなかったから・・・・・・
傷は浅かったよ。


けど、相楽を失うのは嫌・・・・・・。

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