告白[短編集]
「とっ友達は無理かな。
立川くんごめんね。」


断られたか。


しかたないよな。


はぁー、辛いな。


もう会えないのかな?


やばい、泣きそうだ。




「あーやー。」


突然の声。


なんだ?


「ねぇ、清水くん見なかった?
どこにもいなくて、探してるの。」


三人の女の子。


友達かな。


「ごめん、見てないよ。」


「こっちにもいないって。」

「どうしよう、もう帰ったのかな。」


「さっき校門にいた人に聞いたら、帰ってないって言ってたじゃない。
もう少し探そうよ。」



清水って、テニス部の清水だよな。


あいかわらず、モテてんなー。


「あやもひまなら探してよ。」


「いや、ひまって言うか。」


俺の方を向く田代さん。


「「「あっ。」」」


おいおい、俺見えてなかったのかよ。


どんだけ、清水なんだよ。
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