告白[短編集]

｢私も彼氏ほしーい。｣


｢いーなー、綾。｣


はい、ボケ二人決定。


つっこみは？


一人、あせって顔固まってるな。


よかった、常識ある人が一人いて。


｢ははは…、もう冗談ばっかり。
しっ清水くん探しに行こうよ。｣


つっこみ弱い。


笑ってごまかそうとしてるのまるわかりだな。


｢えー、冗談じゃないよー。｣


うわ、せっかくつっこみ担当が逃げ道作ったのに、台なしだ。


｢だって綾、告白終わったんでしょう。
だったらねー。｣


｢そうだよねー。
まさか立川くん、断らないでしょうよ。｣


ははは……、俺が笑ってごまかしたい。


田代、固まってる。


そんな二人を見て、顔の血の気が引いていく、つっこみ担当。





これ、どうするの？


どうすりゃ、いいの？