A love masterpiece war.



一言で言うと宣戦布告ってやつ?

マジ無理だから!奈々ちゃんに勝てる気がしない


どうしよう。尚輝が奈々ちゃんを好きになったら!


まあ、その時はその時で考えよう。そんな事を考えてるうちに予鈴が廊下に鳴り響いた


「あ、やべ。1時間目って村田の授業じゃん。」


村田ってのは面倒くさい世界史の先生で授業にちょっとでも遅れると罰として掃除させられる


先週、トイレ掃除させられたっけ・・・


教室に戻るのも鬱だけど・・・掃除よりかマシでしょ


「麻奈美め・・・。後でイチゴオレ買わせてやる!」


ぶつぶつ独り言を言いながら教室に戻る


「おい・・・佑奈。いい度胸してんじゃねぇか。」


「あ、尚輝!急に出てこないでよ。ビックリした」


「何、1人で逃げてんだよ。あの後かなり大変だった」


いやいや・・・麻奈美のせいでしょ。


あたしのせいにされるとか困るし!


「そ、そうなんだ・・・ドンマイ!」


とりあえず笑って誤魔化せみたいな?





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