夏の恋2


「しゅ…峻介……!?」






『…驚かしてごめん。
可愛かったから…つい。』





「ちょっと…びっくりした…けど…、嫌じゃないから…。」





本当は口にキスされてもよかったかも…。




気使ってくれたのかな…。


腕…押し返しちゃったしな。



嬉しい気持ちと残念な気持ちと半分ずつ。






『…もっとしてほしかった??』





考えてる事がバレてるのかと思うほどのタイミング。


「………!!


…もう。」




何も言えないで照れてうつむく。




『ふっ…。

これからゆっくり攻めて行くから…
今日はここまでな。

…じゃあ帰ろっか!』






攻める…って!?




やらしい言い方…。





この時から妙に峻介のことを意識してしまうことになった。
< 14 / 55 >

この作品をシェア

pagetop