100万粒の涙。⊹.*


「さーちん、泣くなよ~!!」
陸があたしの涙をぬぐう。
「ホンマ。泣いたらアカンで?」
大輔が優しく微笑む

「そだよね、泣いたらだめだよね!!」
あたしが微笑むと、みんなも微笑んだ

泣いたって、何も変わらない。
だったら、笑ってた方がいい。

「んじゃ、倉庫行くか?」
「うん」
あたし達は倉庫に向かった


―――――――ガチャ

「ちわっス!!」「お疲れっす!!!」
と言うように声を掛けられてるみんな。

何か、思いっきり見られてる。

「さーやっ!!おいでっ!!!」
「拓っ!慎っ!」
拓達は、キッチンにいた。
あたしは拓達に駆け寄った。
知らない男達もいる。

「久しぶりっ!!!」
「久しぶりって…さっきも会ったじゃん!!」
あたしが突っ込むと、笑う慎。
「ほい。いちごミルク」
「買ってくれたんだ!!ありがとっ!!!」
あたしが微笑むと、キッチンにいるみんなが顔を赤くした。

「さっちゃん!!おいでっ!!」
大輔が呼んでる
「後で来るよ!」
「早く来なよ?」
涼が笑った
「うん!」
みんなは奥の部屋に入って行った
みんなはそんなあたしを見て、吃驚してる。

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