*PRECIOUS DAYS*
「ごめん、ちょっとそこどいてくれやん?そこにあるウチのかばん取りたいねんけど」
山科さんは、今日も綺麗にメイクしてある目元をぱちぱちさせながら言った。
「あぁ……、ごめんな。はい、荷物ってこれ?」
私は、そう言って山科さんのかばんらしきものを手に取った。
そのかばんには、たくさんのキーホルダーが取り付けられていた。
そこに、ふと男の子と2人で写っているプリクラが貼ってあるキーホルダーがあった。
ピンク色でラメの入った可愛いキーホルダーだった。
そのキーホルダーを見つつ、山科さんをそのかばんを渡した。
「ん、ごめんな。ありがとう」