君とこの木の下で…
1st




――――――――――――――――――――――…


「そろそろ着くわよ~。自然が綺麗でしょう?空気もいいし」



そぅ、私は今日からこの町に住む。
生まれつき体が弱かった私だけど、だんだん都会に疲れてお母さんの故郷であるこの自然豊かな町で暮らすことになったのである。


景色に緑が増え、なんだか気持ちよさそう。


車の窓を開けて、外の空気を思いっきり吸い込んでみる。


「ん~っ、気持ちいい♪」


「でしょ~!」

そういうお母さんはなぜか得意気だ。







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