magnet
卒業
「サキ、今日の帰りマック寄らない?」
放課後。
先生が教室から出たと同時に、私に声をかけてきたのは、ミカだった。
ミカは、中学校は違うけれど、入学した時、
前の席に座っていた事が、きっかけで友達になったのだ。
「ごめん!今日、シュウ君と会う約束しちゃったんだよね!」
顔の前で両手を合わせる。
「シュウ君って誰?サキの彼氏って、タカ君だよね?
何?二股って奴?!」
ミカが身を乗り出して、問い詰めてくる。
「違うよ!シュウ君は同じ中学で、タカの親友!
私とも友達なんだ~!
なんか、彼女の事で悩んでいて、相談にのって欲しいんだって」
「ふ~ん、そうなんだ。つまんない」
ミカはため息をつく。
「何それ!私がタカ以外の人を好きになるなんて、有り得ないって!」
私が詰め寄ると
「冗談!冗談!」
と、大笑いしながら、ミカは私のカバンを掴むとこちらに差し出した。
放課後。
先生が教室から出たと同時に、私に声をかけてきたのは、ミカだった。
ミカは、中学校は違うけれど、入学した時、
前の席に座っていた事が、きっかけで友達になったのだ。
「ごめん!今日、シュウ君と会う約束しちゃったんだよね!」
顔の前で両手を合わせる。
「シュウ君って誰?サキの彼氏って、タカ君だよね?
何?二股って奴?!」
ミカが身を乗り出して、問い詰めてくる。
「違うよ!シュウ君は同じ中学で、タカの親友!
私とも友達なんだ~!
なんか、彼女の事で悩んでいて、相談にのって欲しいんだって」
「ふ~ん、そうなんだ。つまんない」
ミカはため息をつく。
「何それ!私がタカ以外の人を好きになるなんて、有り得ないって!」
私が詰め寄ると
「冗談!冗談!」
と、大笑いしながら、ミカは私のカバンを掴むとこちらに差し出した。