月の恋人



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――…なんて、女の子なんだろう。







俺の中の 


意地も、わだかまりも、

嫉妬も、焦りも



するり、透明な歌声で溶かしてしまった。






ずっと、探してた。


この世に、たったひとつの声を。


俺の世界を、表現してくれる人を。






―――…こんな、近くにいたんだ。






このハーモニーを体験してしまったら、もう離せない。





陽菜ちゃんは

きっと俺たちのミューズになる。





けど―…




あいつは、どう出るだろう。




陽菜ちゃんの守護神(ガーディアン)のような


あの、弟は――…








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マイウェイ 終













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