不器用男子
 私は子供好きだし…私たち結婚してるし…いいんだけど…。

「千隼…子供いらない?」

「自分の子だったらいい。」


 自分の子じゃなかったら…って!!


 私は千隼だけだもん!!

 疑わないでよ?


「作った記憶にある子がよかった…。」


 小さい声でそう言ってしまった。


 本音だけど…まさか声に出るなんて


「ホントにごめん…。」

「えっ!? ううんっ!! まだできてるって決まったわけじゃないし…。」


「そう…だな…。」


「あっ、朝ご飯作るね!?」

「あぁ…。」


 カウントしなくていいんだよね?


 だったら、終わったことだし…気にしない気にしない!!



「えっ!? ひなみちゃんまだだったの!?」
「うん…」


 あのことを樹里菜ちゃんと桜ちゃんに話した。

「先輩…腰痛くないですか?」

「ん? 平気だけど?」

「シた次の日はいたくなるって言いません?」

「そういえば…。 大丈夫!! いたくない!!」

「ま、どっちにしろ…2ヶ月後ぐらいに分かることでしょ? 気にしないのが一番よ。」


 桜ちゃん大人…。


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