甘い夜の、願い事。


「こんな時間まで何してたの?」


引っ張られて何がなんだか分からない桃を後ろから抱きしめる。

桃の匂いにいらいらも収まる。


俺って単純?


今はいらいらなんてなく、

いつもよりオシャレして可愛い桃に、体が熱くなってる。




「…た、だいま。お兄ちゃん…。」

「おかえり。」


耳元でそう言うと、ビクッと桃の体が揺れる。


…いちいち可愛いことすんなって。

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