お兄ちゃんは危険な××!


私はまた、金魚に戻り口をパクパクさせた。



え?

は?


いつから…


いつから!?


「さーて帰ろうか。もう暗くなってきたし」


「ちょっと待ってよお兄ちゃん!いつから?ねぇいつから!」


「あ、お父さん。ちょうど駅から出てきたみたいだ。おーい!」


「ちょっ…誤魔化さないで!」


タイミングよく駅から出てきたお父さんを見つけたお兄ちゃんが走りだして、あわててあとを追いかけた。








握りしめていたうさぎの人形が



ちょっとだけ笑った気がした。







【ゴーストレイト 完】



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