お兄ちゃんは危険な××!

訂正します。


お兄ちゃんは、







危険人物です!!

変な意味で。



私はベッドの上で、降ってきた人形たちのせいでボサボサになってしまったミディアムショートの黒い髪を気にすることもなくお兄ちゃんに怒鳴った。


「また変なもの作って!いい加減にしてよね!」


お兄ちゃんは壁に背中を預け、腕を組んだままおもしろそうに不機嫌な私を眺めている。


「変なものなんかじゃないね。いい目覚ましだろ?」


誇らしげに言うお兄ちゃんに、私は積み木が積み重なるみたいにドン、ドンッとイライラが募る。


「何が目覚ましよ!まだ夜中の一時なの!」


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