from Maki to Kazu.from Kazu to Maki
夜ね、心身共に疲れ果てた私は娘をお風呂に入れる大仕事の前にベッドに倒れこみ一点を見つめてたの。娘が私の隣に座って言った。
「どうしたの?」
「悲しいの。今日は二つも嫌なことがあったわ。どうして意地悪な人っているの?そんな世界で仕事はしたくない。大人なのに、私は子供なの」
「いろいろな人がいるのよ。例えば、その人は羨ましかったのかもしれないよ」
「なにが?私はなにも持っていないわ。シュカしか」
「あなたはいい人よ。だから、こんな目に遭うのよ。でも、私が優しくしてあげるわ」
 面白い会話だと思わない?素敵と思ったのはね、母親としては失格と言われたこともあるけれど、私が大人でも母親でも間違うこともあれば傷つき負けることもあるってことが彼女に伝わってるってこと。なんて、慰めてる。
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