誓いの言葉・高校編
えっ ちょっとーー


「よ!隆文元気か?ちょっと話せるか?」


葛西は隆文さんを呼び寄せ、少し強引に壁側に引き寄せた


「お前!あれから何の連絡もよこさないで、一体どういうつもりなんだ?一人で背負うなよ!」


「……悪かったよ…色々俺にも事情があるんだよ…ちゃんと相談するから待ってくれ」


「隆文さん……この前はありがとう。

あれからね、私の方でもわかった事があったの…

話がしたいんだけど…試合終わって向こうに戻ったら、電話しても良い?」


「あぁ 良いよ 試合中はどうしようもないからな…」


え…


どうして視線を逸らすの?

「悪いけど時間余り無いからまたな。明日は決勝リーグまでちゃんと残れよ!」


「おぅ…またな」



何となく隆文さんが、この場から離れたがっている雰囲気を感じて私達は挨拶を交わし別れた

何か…腑に落ちない

何とも言えない嫌な予感がした
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