誓いの言葉・高校編
その後も愛美と恋ばなで盛り上がっていたけれど


省吾さんからの電話は結局その夜無かった


来たのはメールだけ


それも


〈ごめんな、急用が出来たので、明日夜電話するから…モテモテらしいけど、浮かれて試験に落ちるなよ?受験生!〉


と、言うシンプルな物


ちょっぴり残念な気持ちになって………



あれっ

残念?


愛美に彼氏ができたり、こんな私が告白されたりで合宿に来た本来の目的を忘れてしまいそうだった



ちょっぴり意地悪な省吾さんのメール内容に

ふと我に返り
こんなんじゃ予選通過できない!

警察官の試験にも落ちてしまう!

緩んだ頭のネジを締めないと大変!


と、日課となっているテキストに向かった


絶妙なタイミングで何かと私を助けてくれる省吾さん

なんでなんだろ






翌日の稽古で自分の甘さを痛感する事なんかこの時は夢にも思わなかった……
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