ブルー

空の気持ち

「はぁー…今日もやっと終わったね」


学校から最寄の駅まで、空と二人で歩いていた。

もう空は、真っ赤な色に染まっていた。


今日も、くたくたになるまで、クラリネットを吹いていた。

きついけど、一番幸せな時間。


「やねー…」

空は、あたしの言葉に返事してくれてるけど、どこか気のない返事。


「…練習つかれた?」

「あー…うん、ちょっと」

笑顔もどこか、引きつってて不自然。


「なんか変やない?」

「そ?いつも通りやけど」

いつも通りにしては、元気がない。


どうしたのかな…。

幼なじみとしては、心配だけど…。





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