桜舞う木の下で

バカ゚*隆祐side*゚



「俺…バカだ…」
「そうだな」
「俺…世界一のバカだ…」
「そうだね」


今、俺落ち込み中…
ってか…ショック。


「大体さ、何で出だしが彼氏いる?なの?」
「気持ち悪いよな…」


って事です。
俺、仁川に彼氏いる?とか真剣な顔で聞いてしまった…。
しかもその後の彼奴の顔が…はっ?みたいな…。


「あぁ〜!!!!!!」

ードンッ


「お釣り要らねぇ。」


俺はむしゃくしゃして5000円札だけ置いて喫茶店を出てった。
その後の行き場は…家。
しかないし。


「ただいま」
「今日は早いのね?」


彼女って思った人?
残念、俺の母親。
俺は、父親が大企業の社長、母親が秘書、姉ちゃんはなぜか普通の医者っていう家に生まれた。

恵まれてんだろ?
自分で言うなって?
そうだな…すいません


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