薔薇の花束を



10分程で松原サンは風呂場から戻り、私の横にドカッと座ると、首に掛けてたバスタオルでガシガシと髪を拭き始めた



「何か進展あった?犯人見付かるのかなぁ?」


『……見付けて貰わなきゃ被害者が報われない』


「………………だな」



軽く息を吐いた松原サンは、棚からスケッチブックと鉛筆を用意しだした




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