【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』



なんか…嫌だな…


嫌…





そう思いながら、小島の横を通り過ぎて、

一番後ろに並んだ。



でもやっぱ気になって、




もう一回小島の所まで歩いて…




でも無理矢理小島の前に割り込めないし。




やっぱ戻ろうと、引き返そうとしたら、




「沢渡」


小島に名前を呼ばれて振り向いた。




「どした?」



やっぱ私怪しい行動だったか・・


小島が首を傾げていた。




どうしたって・・小島の前に女がいるのが


嫌なんだよ。


でもそんな事いえないし・・




「ここ、来るか?」



小島が自分の前を開けた。


えっ。



明らかに前の女が嫌そうな顔をした。



私は「ううん」と首を振って、元いた1番後ろに戻った。






すると小島が列から離れて、

こっちに歩いてきた。





「1番後ろなんて


危ね−だろ」




そう言って


私の後ろに並んできた。









< 67 / 308 >

この作品をシェア

pagetop