【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
なんか…嫌だな…
嫌…
そう思いながら、小島の横を通り過ぎて、
一番後ろに並んだ。
でもやっぱ気になって、
もう一回小島の所まで歩いて…
でも無理矢理小島の前に割り込めないし。
やっぱ戻ろうと、引き返そうとしたら、
「沢渡」
小島に名前を呼ばれて振り向いた。
「どした?」
やっぱ私怪しい行動だったか・・
小島が首を傾げていた。
どうしたって・・小島の前に女がいるのが
嫌なんだよ。
でもそんな事いえないし・・
「ここ、来るか?」
小島が自分の前を開けた。
えっ。
明らかに前の女が嫌そうな顔をした。
私は「ううん」と首を振って、元いた1番後ろに戻った。
すると小島が列から離れて、
こっちに歩いてきた。
「1番後ろなんて
危ね−だろ」
そう言って
私の後ろに並んできた。