昆虫戦記
(ΠΡγδБψЗРЫ)「そして、昆虫達が、結託しているのは、ムカデは昆虫達に過去の出来事から人間という者に恨みを抱かせ我々、狼族が人間を匿っていると言う情報を流す事により、昆虫達の恨みは、一方的に、こちらに向かう。そして、我々、狼族が倒した昆虫達は自分達の餌にする。ムカデは自分達の手を汚さずに餌を手に入れ様としている。現に、我々の前に現れた時に、その様に言っていた。しかしながら、ムカデが言っていた事が事実ならば、先の戦いで死んだ昆虫の死骸が無くなっていない。この事から、ムカデの目的は、餌では無い、人間にも他の昆虫達に比べると恨みがあるとも思えない・・・根底にある物は、過去に我々、狼族との戦いに敗れ、それを恨み、他の昆虫達にムカデの都合の良い情報を流し、昆虫達の気持ちを操ったと考えるのが自然ではなかろうか?」

長の言葉に対し
ネズミの長が
疑問を投げかける。

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